電子カルテシステムを完備し、画像を用いたわかりやすい説明を行います。
検査器械、手術器械も最新のものを揃え、レーザー治療から日帰り白内障手術まで対応できます。
・OCT(光干渉断層計)は、網膜や角膜の細かい構造を、あたかも顕微鏡で見ているかのように調べることが出来ます。加齢黄斑変性や黄斑上膜などの黄斑疾患、緑内障、角膜疾患の診断と経過観察に大変有用です。検査は写真を撮る程度の手軽さで受けられます。さらに現在の最新機種ではOCTアンギオグラフィーという最新の検査も可能で、これはOCTの技術を応用して、眼底の血管の状態を詳細に検査するものです。加齢黄斑変性、糖尿病網膜症などの診療に威力を発揮します。
診察室 | 検査室 | 手術室 |
レーザー装置、視野検査装置 |
・新型の視野検査器械(アイモvifa)を導入しました。緑内障の有無や進行具合を調べるためには、視野検査という「見える範囲」を測定する検査が必須です。ただ従来の視野検査の器械では無理な姿勢を長時間取ること、片眼を眼帯で塞ぐことによる違和感などの問題があり、かなり疲れる“イヤな”検査であったことも否めません。アイモvifaではより自然な見え方で、またリラックスした姿勢で検査ができます。さらに、同様に簡便さを狙った従来の器械では正確さ、得られるデータ量などに問題がありましたが、この器械ではそれらの問題もほぼ解消されています。従来の器械も状況によっては必要ですので全ての方に対応できるわけではありませんが、患者様のご負担の軽減に寄与するものと考えています。(2023年10月導入)
アイモvifaでの検査風景 | 本体画像 |
・最新鋭の超広角眼底観察装置Optos Daytona(デイトナ)を導入しました。この装置では1回の撮影で広い範囲の眼底を観察することができます。このような場合、今までは瞳を開く目薬を使うことが必須で(*下注)、検査後数時間の間、車の運転の制限、ぼやける感じ、まぶしさが続きました。さらに検査結果を画像として患者様にお見せすることもできませんでした。
この装置により、瞳を開く目薬を使うことなく、眼底周辺に現れる小さな病変、異常をとらえて病気の早期発見、早期治療に役立てることができます。また画像をお見せして分かりやすい説明を行うこともできるようになりました。(2019年9月導入)
注*:瞳を開く検査には他の目的もあるので、今後も行うことはあります。
デイトナ外観 | 従来の眼底カメラとの比較 | わかりやすい3D表示 |
・M22 IPLモデル(日本ルミナス社)を導入しました。ドライアイの主要な原因のひとつであるマイボーム腺機能不全の治療に用いることのできる器械です。マイボーム腺はまぶたの縁に並んでいて、眼の表面に油を供給しています。マイボーム腺が詰まって働きが悪くなる(=マイボーム腺機能不全)と眼の表面で涙が安定しなくなり、ドライアイ症状=眼の違和感(眼が乾く、ゴロゴロする、疲れやすい、涙がこぼれてうっとうしい、など)につながります。ドライアイ治療の基本は点眼治療ですが、点眼のみではマイボーム腺の状態を改善することは難しく、従って自覚症状も改善しにくいことがありました。M22はIPL (intense pulsed light) という特殊な光を照射することで、マイボーム腺の詰まりを解消しドライアイ症状を改善することが可能です。この治療は現時点では日本では保険診療となっておらず、自費診療になります。ただしM22は米国FDAの認可を受けた唯一の治療器械で多数例の実績があり、効果、安全性ともに定評があります。(2022年3月導入)
M22外観 | 治療の様子 |
・スポットビジョンスクリーナーを導入しました。これは6か月の乳幼児から大人までの屈折異常、眼位の異常を迅速、負担なく検査することのできる携帯型の器械です。具体的には、弱視や斜視の可能性をより早期に、簡便に検知することに役立ちます。(2019年6月導入)
スポットビジョンスクリーナー外観 | スポットビジョンスクリーナー撮影風景 |
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